平成15年度照明セミナー
テーマ
舞台作業の安全運用 舞台照明におけるデジタル知識の基礎
期日
平成16年3月9日(火) 午前10時~午後4時
主催
三重県舞台管理事業協同組合
参加者数
74名
◆舞台作業の安全運用
時間
午前10時~12時
会場
三重県総合文化センター 大ホール
内容
「会館からのアプローチ ~安全管理~」
三重県総合文化センター施設利用サービス室ホール事業グループ・生田隆明氏
三重県総合文化センターにおける安全管理の実例 と成果(作業時の保護具完全着用を導入した経緯や、照明ブリッジへの親綱設置、漏電発生時の対応ロールプレイなど)。 また、舞台作業時の安全確保についての提言。
「安全具メーカーによる安全具の取り扱い説明」
協力 / 三重保安商事株式会社・株式会社谷沢製作所・サンコー株式会社
労働安全法規の解説や、安全具の取り扱い説明、最新保護具の展示。 高所作業時は、「落ちないために」ではなく、「落ちた場合に被害を最小限にとどめるために」安全具を着用する。正しく着用してこそ、身を守ってくれる安全具。
(左)過去の事故例を示し、保護具(ヘルメット)着用の必要性を説明。
(右)照明ブリッジから約85kgの砂のうを落とし、安全帯の効果を実演。
(左)過去の事故例を示し、保護具(ヘルメット)着用の必要性を説明。
(右)照明ブリッジから約85kgの砂のうを落とし、安全帯の効果を実演。
◆舞台照明におけるデジタル知識の基礎
時間
午後1時〜4時
会場
三重県総合文化センター 小ホール
内容
「舞台照明のデジタルとアナログ」 「体験! ムービングスポットライト」
協力 / 株式会社ウシオユーテック
事前アンケートの結果報告に続き、一般的な「アナログ」と「デジタル」の解説。 さらに、舞台照明の「デジタル」と「アナログ」についての説明。それぞれのメリット、デメリットを検証。
一般照明との比較、制御信号や入力方法などの説明ののち、最新型ムービングスポットを体験。 使用者側と管理スタッフ側の両視点から使用時の注意点を補足。また、今後の発展や変化についてのまとめ。
終了後に行ったアンケートでは、「ホールとスタッフが一体となって安全確保に取り組んでいる」、「照明家の今後について考えるいい機会になった」、「最新の機器に触れることができ、今後の対応の参考になった」など、概ねよい評価をいただきました。一方、「参加人数に配慮した時間配分を求める」などの意見もあり、企画の精度を高めることが次回セミナーの課題になりました。
なお、三重県総合文化センター施設利用サービス室ホール事業グループは、平成16年4月1日、『三重県総合文化センター施設利用サービスセンターホールグループ』に、また、株式会社ウシオユーテックは、平成16年4月1日、『ウシオライティング株式会社』に、それぞれ改称しています。
お問い合わせ
三重県舞台管理事業協同組合 照明セミナープロジェクト
〒514-0021 三重県津市万町津138番地 第2松岡ビル3F
e-mail:butai@center-mie.or.jp